「愛されてないのかな?」セックスレスの不安への対処法
こんにちは。今日はちょっとデリケートだけど、多くの人がひそかに悩んでいる「セックスレス」についてお話ししたいと思います。
恋人や夫婦の関係で、「最近スキンシップが減ったな…」「もう何ヶ月もしてない」「もしかして私、愛されてないの?」と感じてしまうこと、ありませんか?
そんな不安や寂しさに、ひとりで押しつぶされそうになる日もあるかもしれません。でも、大丈夫。あなたの気持ちはとても自然なもの。そして、その不安にはちゃんと向き合って、乗り越えていく方法もあります。
今回は、セックスレスに対する不安への向き合い方、原因、パートナーとのコミュニケーションのヒント、そしてあなた自身を守る方法まで、じっくりお話ししていきます。
セックスレスって、どれくらい普通のこと?
まず最初に伝えたいのは、「セックスレス」は決して珍しいことじゃないということ。
日本家族計画協会の調査によると、既婚者の約半数が「セックスレス」だと答えています。年齢や結婚年数に関係なく、どんなカップルにも起こり得る問題です。
セックスがなくても仲の良いカップルもいれば、そうじゃないと不安になる人もいる。つまり、「これが普通」「こうあるべき」と決めつけるのではなく、二人にとって心地よい関係を築くことが大切なんです。
でも…それでもやっぱり、寂しいですよね。「触れ合いがない=愛されていない」と感じてしまうのも無理はありません。
「私、愛されてないのかな?」その気持ちはどこからくる?
セックスが減ると、「もしかして嫌われた?」「浮気してる?」「女として見られてないの?」と不安がぐるぐるしてきます。
でも、その不安の根っこには「もっとつながっていたい」「愛されてるって感じたい」という、とても素直で大切な気持ちがあるんです。
セックスは、単に体の欲求を満たすだけじゃなく、心のつながりを感じられる手段の一つ。
だからこそ、それがなくなると「心も離れてしまったのかも…」と思ってしまうのは、当然の感情なんです。
自分を責めないでくださいね。あなたのその気持ちは、愛を求める心からきているんです。
セックスレスの原因は?カップルごとに違う背景
では、なぜセックスレスになるのでしょうか?原因はさまざまですが、よくあるパターンをいくつかご紹介します。
1. 忙しさや疲れ
仕事、家事、育児などに追われて、そんな気分にならない…。これはとても多いケースです。特に男性は、ストレスがたまると性欲が減る傾向があると言われています。
2. マンネリや関係の変化
付き合いたてや新婚の頃に比べて、ドキドキ感が減ってしまうこともあります。長く一緒にいると、「家族」や「同居人」になってしまい、恋人らしいスキンシップが自然と減っていくことも。
3. 体や心の変化
加齢、病気、ホルモンバランスの変化、うつ症状などが原因になることもあります。これは決して本人のせいではありません。
4. 心のすれ違い
日常の不満やケンカが積み重なり、気持ちがすれ違ってしまうと、「触れたい」と思えなくなることもあります。言葉にしないまま我慢していること、ありませんか?
5. パートナー側の性の悩み
性に対しての苦手意識や、過去のトラウマ、ED(勃起障害)などの問題を抱えている場合も。なかなか言い出せないので、気づかないことも多いです。
どうやって不安と向き合えばいい?
「もう私たちダメかも…」と思う前に、まずはできることから始めてみましょう。
1. 自分の気持ちを整理する
まず大切なのは、自分がどう感じているのか、何を求めているのかをちゃんと理解すること。
「ただセックスがしたい」のか、「もっと愛されたいと感じたい」のか、「寂しい気持ちをわかってほしい」のか…。
紙に書き出してみると、モヤモヤが少しスッキリするかもしれません。
2. 焦らず、優しく伝えてみる
いきなり「なんでしてくれないの!?」と責めてしまうと、相手も防衛モードになってしまいます。
大切なのは、「私」を主語にすること。
たとえば、
「最近スキンシップが少なくて、ちょっと寂しく感じちゃって…」
「あなたともっと近づきたいなって思ってるの」
という風に、「責める」のではなく「気持ちを共有する」イメージで伝えてみてください。
3. 小さなスキンシップを大事に
キス、ハグ、手をつなぐ…。そうした日常の中のふれあいが、心の距離をぐっと縮めてくれます。
まずは、「おはよう」「おやすみ」のキスからでもいいんです。
身体の距離が縮まると、心も少しずつほぐれていきますよ。
4. 2人の時間を取り戻す
忙しい毎日の中で、「ただの同居人」になっていませんか?
特別なデートじゃなくてもいいんです。
一緒にご飯を食べる、映画を観る、散歩する。
ふたりきりで「夫婦」や「恋人」に戻れる時間を、意識的に作ってみましょう。
5. 必要なら専門家に相談を
どうしても解決できない時、専門家に相談するのもひとつの選択肢です。
カウンセリングや性に関するクリニックなど、今は多くのサポートがあります。
恥ずかしがる必要なんてありません。あなたの心と身体を大切にするための一歩です。
自分を大切にすることを忘れないで
セックスレスの悩みは、とても深く、時に自尊心さえ揺るがすものです。
でも、どうか忘れないでください。
あなたは、愛される価値のある存在です。
あなたの寂しさや不安は、決してわがままではありません。
たとえ今、パートナーとの関係に悩んでいたとしても、
あなた自身の価値は何も変わりません。
自分の心の声をちゃんと聞いて、
必要なら「距離をとる」「別の選択をする」ことも、
あなたの人生を大切にするためには大切な選択です。
最後に:愛は形を変えるもの
長い時間を一緒に過ごしていくと、
愛の形は少しずつ変わっていきます。
燃えるような情熱から、
静かに寄り添う安心感へ。
それでも、「ふれあい」や「心のつながり」を
お互いに大切にしようという気持ちがあれば、
セックスがあってもなくても、
そこに“愛”はちゃんとあります。
あなたが今抱えているその不安に、
ほんの少しでも寄り添えたら嬉しいです。どんな選択をしても、あなた自身が幸せでいられるように。
自分の気持ちに正直に、そして優しく、歩いていってくださいね。