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「家事シェア」でセックスレスが改善する理由~パートナーシップを育てる、愛と分担の話~

@a28162816

はじめに:セックスレスの悩み、誰にでも起こりうること

「最近、夫婦の関係がちょっと冷えてきた気がする」
「最後に肌を重ねたのはいつだったかな…」
そんな風に感じたことがある方、意外と多いのではないでしょうか。

厚生労働省の調査や各種アンケートでも、セックスレスに悩むカップルは年々増えています。「愛情が冷めたわけじゃない」「一緒に暮らしていて仲はいいのに、なぜか夜の関係が遠のいてしまった…」。その原因、実は“家事の分担”にあるかもしれません。

今回は、「家事シェア(家事の分担)」がセックスレスをどう改善するのか、夫婦関係・パートナーシップにどんな影響を与えるのかについて、心の距離・身体の距離の両面から掘り下げていきます。


セックスレスの原因は「愛情不足」だけじゃない?

多くの人が、セックスレスの原因は「気持ちが冷めたから」と考えがちですが、実際にはもっと現実的で日常的な理由が潜んでいます。

特に以下のような理由は、よく見られます。

  • 忙しさ・疲労(仕事・育児・家事の負担)
  • 相手への不満やストレス(小さなことの積み重ね)
  • 心の距離(話し合いや感謝の不足)
  • 身体的な不調やコンプレックス
  • 性的欲求の不一致

この中で、特に注目したいのが「家事・育児など日常の負担の偏り」です。


「名もなき家事」と“心の疲れ”

「家事」と聞いて、どんなことを思い浮かべますか?

洗濯、料理、掃除、ゴミ出し…。もちろんそれも立派な家事ですが、実はそれ以外にもたくさんの“名もなき家事”が存在します。

  • 買い物リストを考える
  • 調味料の補充を気にする
  • 洗剤の詰め替えを用意する
  • 子どもの学校プリントを管理する
  • トイレットペーパーを交換する

これらは一つひとつは小さいことですが、積み重なると大きなストレスになります。しかも、その多くが「気づいた人がやる」性質のため、見えない不満の温床になりがちです。

パートナーの一方に家事が偏っていると、「私ばかり頑張ってる」という不公平感が積もり、「相手を労わる余裕」がなくなります。そして、この「心の余裕のなさ」が、セックスどころではない状況を作り出してしまうのです。


家事シェアで得られる4つの「変化」

1. パートナーへの感謝が増える

家事をシェアするようになると、「ああ、こんなことまで気を配ってくれていたんだ」と気づくことが増えます。たとえば、毎日のご飯づくりを数日間だけでも担当してみると、「何作ろう…」「時間がない…」というプレッシャーを体感します。

それが相手への感謝になり、「ありがとう」という言葉が自然に出てくるようになります。この感謝が、夫婦の温かい空気を育てます。

2. 心の距離が近づく

家事はコミュニケーションの一種でもあります。家事を分担するためには、「今日はどっちがゴミ出し?」「今週末は掃除機かける?」といった相談が発生します。そうしたやりとりの中で、自然に日々の会話も増えていきます。

「話す機会」が増えることで、「感じていることを共有する」ことが習慣化され、相手を理解する姿勢が強まります。これは心の距離を縮め、結果的に身体の距離も近づけるのです。

3. 「女性らしさ」「男性らしさ」に縛られない関係

特に女性は、家事や育児を一手に担っていると、肉体的にも精神的にも疲弊し、性的な関心が薄れる傾向があります。
一方で、男性も「外で働いて家計を支えるだけ」という役割に縛られると、自宅での精神的つながりを見失いがちです。

家事をシェアすることは、そうした「性別役割分担」を見直し、「一緒に暮らしを作っている仲間」という関係を再確認することにつながります。この平等で対等なパートナーシップこそが、安心感と親密さを育てる土台です。

4. セクシャルな時間を持ちやすくなる

疲れていても、心に余裕があれば「ちょっと甘えようかな」「今日は寄り添いたいな」と思えるものです。
家事の負担が軽くなると、その「余白」が生まれます。

また、家事を協力している姿を見ることで、パートナーを“生活の仲間”から“魅力的な相手”として再認識する瞬間も増えてきます。
人は、「尊敬できる相手」や「一緒に頑張っている相手」に対して自然と愛情が湧くものです。


家事シェアは“技術”よりも“姿勢”

ここまで読んで「家事シェア、大事なんだな」と思っていただけたかもしれません。でも、「どう分担するか」に頭を悩ませてしまう方もいるでしょう。

実は、家事の“やり方”よりも大切なのは、“やろうとする姿勢”です。

  • 完璧じゃなくていい
  • 効率的じゃなくてもいい
  • 失敗しても、笑ってやり直せばいい

「一緒にやろう」とするその気持ちが、相手にとっては何より嬉しいものです。

そして、その姿勢は必ず伝わります。最初はぎこちなくても、だんだんと2人のリズムが整い、自然に“心地よい暮らし”が築かれていきます。


こんな工夫もおすすめ

  1. 家事リストを一緒に作る
     見えない家事を「見える化」することで、偏りに気づきやすくなります。
  2. 週に1回“感謝を伝える日”を作る
     小さな「ありがとう」の積み重ねが、大きな信頼と親密さを生みます。
  3. 家事の合間にスキンシップ
     「一緒に皿洗い→ハイタッチ」「洗濯物たたみながら軽くハグ」など、日常の中に触れ合いの時間を取り入れてみてください。

まとめ:ふたりで暮らすって、愛を重ねること

セックスレスは、愛がなくなったから起こるわけではありません。
むしろ「愛はあるのに、気力がない」「余裕がない」からこそ起きていることがほとんどです。

そんな時こそ、「暮らしを共にする」ことの本質を見つめ直すチャンスです。
家事を一緒にこなすことは、ただの“分担”ではありません。
そこには、「思いやり」「信頼」「尊重」など、あらゆる愛のかたちが詰まっています。

一緒に料理して、一緒に洗濯して、笑い合って、「今日もありがとう」と言い合える。
そんな日常の先に、自然とまた、お互いを求め合いたいという気持ちが芽生えるはずです。

セックスレスの改善は、夜の営みだけに解決を求めるのではなく、
日々の営みの中にこそ、ヒントがあるのかもしれません。

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