男性が語るセックスレスで抱えるリアルな悩みと本音

こんにちは。今回はちょっと重たいけど、誰もがいつかは直面するかもしれないテーマ――「セックスレス」について、特に男性側の視点から、リアルな悩みと本音を語っていきたいと思います。

セックスレスって、何となく「女性の方が拒否する」「男性の方が求める」みたいなイメージ、ありませんか？でも、実際にはもっと複雑で、いろんな感情が絡んでいます。

この記事では、表には出せないけど本当は苦しんでいる男性たちの声を掘り下げながら、「レス問題」の内側を本音で綴っていきます。

セックスレスは男にとって“性の問題”だけじゃない

よく「男は性欲の塊」って言われるけど、それって半分正解で半分は大きな誤解。確かに男性は性欲を持つ生き物だけど、それが「ただしたいから求めてる」と思われてしまうのは、ちょっと違う。

実際に、多くの男性はこう感じています。

• 「拒否されると、自分の存在を否定された気がする」
  
• 「触れたいのは、愛されたいから」
  
• 「男として、もう終わったのかと思ってしまう」
  

つまり、セックスは“つながり”であり、“確認”なんですよね。「ちゃんと愛されてる」「まだ男として見られてる」っていう実感を得るための、大切なコミュニケーションの一つ。

だからこそ、それが途絶えると深い孤独感がやってくる。誰にも言えないまま、ひとりで抱え込んでしまう人も多いんです。

実録：男性たちのリアルな声

ここからは、実際の体験談を交えながら、男性たちがセックスレスによってどんな思いをしているのかを紹介していきます。

● 「断られるのが怖くなって、自分から引いた」（38歳／会社員）

結婚して8年。最初の頃は普通にあったけど、子どもが生まれてから徐々に減って、今ではもう2年近くしてません。
最初は僕が誘ってたけど、「疲れてる」「今日は無理」と断られ続けて、次第に言い出せなくなったんですよね。
ある時ふと、「自分からもう一度誘って断られたら、マジで心が折れるな」って思って、それ以来ずっと我慢してます。

→ このケース、実はものすごく多いです。男性って、自信を失うと一気に“黙る”んですよね。話し合いもしない。というか、「話し合う」という選択肢すら思い浮かばないこともあります。

● 「性欲はある。でももう求める気が起きない」（44歳／自営業）

欲がないわけじゃないんですよ。正直言えば、ムラムラすることもあるし、AVも観ます。
でも妻とは、もう無理。こっちが誘えば、気まずい空気になるのが目に見えてるし、彼女もその気がなさそう。
だからもう、そういう感情を“夫婦間では”出さないようにしてる。なんというか、自分の中でスイッチを切った感じです。

→ 「夫婦の中では、性のスイッチをオフにする」――こうやって自己防衛する男性も多いです。でも、その裏側には“本当は繋がりたいけど諦めた”という切ない想いが隠れています。

● 「心の浮気を何度も考えた」（36歳／営業職）

SNSで昔の同級生とやり取りしてると、「この人なら、女として見てくれそう」って思っちゃうんですよね。
実際に何かあったわけじゃないけど、心がそっちに傾きそうになったことは何度もあります。
妻には愛情がないわけじゃない。でも、もう女として見てもらえないなら、自分の性欲をどうすればいいのかわからない。

→ 浮気は良くないこと。でも、そこに至るまでの背景には、ずっと積み重なった寂しさや拒絶の記憶がある。大切なのは、「その感情を否定せずに、どう向き合うか」です。

セックスレスが男性にもたらす影響

セックスレスは、単に「性行為がない」という話だけでは終わりません。特に男性にとっては、自己肯定感や生きる活力に直結するほど、深い影響を与えるものなんです。

● 自信の喪失

「もう求められてない」「男として終わったんだ」と感じると、何をするにもモチベーションが落ちる。仕事も趣味も、なぜかやる気が起きない…という人も多い。

● 性欲の扱いに困る

性欲はあっても発散できない。パートナーに求められないことで、「じゃあ一人でするしかない。でもそれも虚しい」という葛藤に苦しむ人も。

● 心の浮気・身体の浮気

パートナーに拒絶され続けた結果、「だったら他の人に…」と、浮気に走るケースもあります。決して“性欲だけ”ではなく、“心の飢え”が原因。

● 家庭内別居のような空気

同じ家にいても、スキンシップも会話もなくなる。まるでルームシェアしてるだけの同居人のように。「これが一生続くのか」と思うと、虚しさが募ります。

男性がセックスレスを乗り越えるためにできること

セックスレスを完全に解消するのは難しい場合もあります。でも、“心の距離”を縮めていくことはできる。そのために、男性側からできるアクションをいくつかご紹介します。

1. 正直な気持ちを伝える

恥ずかしくても、「寂しい」「触れたい」「拒否されるのが怖かった」と、気持ちを伝えること。責めずに、自分の本音をやさしく言葉にしてみる。それだけで、関係が少しずつ動き出すことがあります。

2. 小さなスキンシップを増やす

いきなりセックスじゃなくていい。手をつなぐ、肩をポンと叩く、髪を撫でる――そんな“触れる”ことを意識してみてください。触れ合うことで、信頼や安心感が少しずつ回復していきます。

3. 外見・内面を磨く

これはちょっと痛い話かもしれませんが、「女として見られていない」の裏に、「男として見られない自分」がいるかもしれません。
体型を少し整えたり、優しい言葉をかけたり、思いやりを見せたり。小さな変化が、妻の心に響くこともあります。

4. 一人で抱え込まない

信頼できる友人、カウンセラー、あるいはネット上の匿名コミュニティでもいい。自分の思いを吐き出せる場を持つことは、非常に大切です。心のガス抜きをしないと、爆発してしまうから。

まとめ：男も「寂しい」と言っていい

「セックスしたい」と言うと、ただの性欲だと思われがち。でも本当は、「つながりたい」「愛されたい」「男として認められたい」っていう、もっと深い気持ちがあるんですよね。

男性だって、本当はすごく繊細。だけどそれを「弱さ」だと思ってしまって、黙り込んでしまう。

でも、黙ったままじゃ何も変わりません。勇気を出して、自分の気持ちを伝えてみてください。恥ずかしくても、それが夫婦関係を立て直す第一歩になります。

「寂しい」と言える男は、弱いんじゃない。ちゃんと“人間らしく生きようとしてる”強い男です。